野村碧雲荘 旧館(北泉居) のむらへきうんそう きゅうかん(ほくせんきょ)

建造物 住居建築 / 大正

  • 京都府
  • 大正 / 1921頃
  • 木造、建築面積456.67平方メートル、一部二階建、桟瓦葺一部檜皮葺、西面門・南突出部西面門及び塀付、東面廊下蔵に接続
  • 1棟
  • 京都府京都市左京区南禅寺下河原町37番2、同南禅寺福地町57番
  • 重文指定年月日:20061219
    国宝指定年月日:
  • 野村ホールディングス株式会社、野村殖産株式会社
  • 重要文化財

 野村碧雲荘は,実業家野村徳七が京都南禅寺に建てた和風別邸で,敷地北辺に沿って大玄関及び能舞台,大書院などが並び建ち,琵琶湖疏水の水を引き込んだ池を囲み,花泛亭などの茶室を配している。
 建設年代は,大正6年から昭和3年にかけて建設された。数寄屋大工北村捨次郎が手掛け,木造平屋建,桟瓦葺を基本とし,良材を用いた瀟洒なつくりで,高度な数寄屋技法を用いている。
 野村碧雲荘は,借景をいかした庭と調和した近代和風住宅建築として重要であり,特徴ある茶室なども揃って残り,高い価値がある。

野村碧雲荘 旧館(北泉居) のむらへきうんそう きゅうかん(ほくせんきょ)

ページトップへ