銅板地花鳥螺鈿説相箱 どうばんじかちょうらでんせっそうばこ

工芸品 / 平安

  • 奈良県
  • 平安
  • 角を丸く取った方形に近い箱で、身の口縁には金銅の置口を懸け、鍍金地に鍍金の耳を立て、その間の帯状を鍍銀した覆輪を上下にめぐらして台框につくる。身の側面には、各面に連続して宝相華唐草と尾長鳥文様を表す。身部の下に台框を置き、その四側面それぞれに三間あての金銅覆輪をつけた格狭間を透かし、その間の襴額内に宝相華唐草文を螺鈿する。身の内部および底裏は黒漆塗り。
  • 縦30.0  横26.0  総高7.3  (㎝)
  • 1合
  • 公益財団法人大和文華館 奈良県奈良市学園南1-11-6
  • 重文指定年月日:19650529
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 近鉄グループホールディングス株式会社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

総体に仕上がりが低い姿の箱で、技法もよく時代の特徴を示している。銅板を切り透かして螺鈿を嵌装しているものは希有である。

銅板地花鳥螺鈿説相箱 どうばんじかちょうらでんせっそうばこ

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