剣〈銘吉光/〉 けん〈めいよしみつ〉

工芸品 / 鎌倉

  • 吉光
  • 鎌倉
  • 両鎬、両刃造、頭張らず平肉の豊かな姿。鍛は小板目よくつまり、地沸厚く冴え、刃文は直刃に小足よく入り、匂深く小沸よくつき、刃縁ほつれごころに二重刃のこころあり。帽子は掃かけて尖りごころに沸つき、表裏鎬に細めの樋を掻流す。茎は生ぶ、鑢目浅い勝手下がり、目釘の下に銘がある。
  • 刃長22.9 元幅2.2 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19090921
    国宝指定年月日:19520329
    登録年月日:
  • 白山比咩神社
  • 国宝・重要文化財(美術品)

京粟田口則国あるいは国吉の子と伝える藤四郎吉光の作。吉光は短刀が最も多く、古来名手としてその名がある。本剣は、姿がよく整い、地刃の出来は短刀に比して一段と沸強く冴え、同作中の優品である。

剣〈銘吉光/〉

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