直刀 ちょくとう

工芸品 / 奈良

  • 奈良
  • 1口
  • 重文指定年月日:19730606
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 個人
  • 国宝・重要文化財(美術品)

 切刃造り、丸棟、内反【らちぞ】り、カマス鋒の大刀である。鍛えは板目で、刃寄り柾に流れ、地斑が交じる。刃文は直刃ほつれ、物打二重刃となり、元を大きく焼き落とす。
 伝世の大刀で、地【じ】・刃【は】の出来は優れ、茎は槌目仕立で、手抜緒の孔を茎の下端に大きく穿【うが】つなど奈良の特色を示している。民間に伝世する上古刀は稀有で、保存のよい優品である。

直刀

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