椛のシデコブシ自生地 なぐさのしでこぶしじせいち

天然記念物

  • 愛知県
  • 田原市
  • 指定年月日:19700619
    管理団体名:
  • 史跡名勝天然記念物

S45-5-137[[椛]なぐさ]のシデコブシ自生地.txt: 渥美半島の先端に近い山間部の椛という地区で、山裾と水田との中間の湿地帯にある。地床にはミズゴケが繁茂し、ハンノキ・アセビ・ノリウツギ・イヌツゲ・ウバメガシ・カクレミノなどの混生する低木林の中に、シデコブシが点々と自生している。シデコブシは、モクレン科に属し、[[幣]しで]の形に似た花弁の美しさのため、古くから園芸的に愛賞され、各地に栽植されている日本特産の花木である。その自然分布の範囲はせまく、愛知・岐阜両県の、主として木曽川以南の地方に、まれに自生するにすぎない。
 本自生地は、あまり広大ではないが、他の自生地に比べれば広く、まとまりもよく、保存状態や自然環境も良好であって、本種の自生地として代表的なところである。いちじるしい栽培植物の自生地としてその価値が認められた。

椛のシデコブシ自生地 なぐさのしでこぶしじせいち

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