武家手鑑(百五十通) ぶけてかがみ

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  • 平安~江戸
  • 3帖
  • 重文指定年月日:19810609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人前田育徳会
  • 国宝・重要文化財(美術品)

加賀藩主前田家で編輯した武家手鑑で、平安時代後期から江戸時代初期に至る間の代表的武家の筆跡を集大成している。その構成は略編年順で、上、中、下の三帖からなり、各帖表裏に各二十五通、一帖に五十通を収め、武家古文書手鑑としては、最もまとまったものである。特に上帖首に貼込まれた平忠盛・清盛・宗盛・頼盛、源義朝らの書状類は、かつて聖教類の紙背文書として伝来したものであるが、いずれも伝存稀れな自筆文書として注目される。また鎌倉時代の文書には、幕府執権の書判が多く収められ、自筆文書の乏しい中世武家文書にあって、花押の姿にその人物の面影を求めた編纂のあり方をも示している。

武家手鑑(百五十通)

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