大唐内典録 巻第十残巻(六人部東人発願経) だいとうないてんろく

その他の美術  / 奈良

  • 日本
  • 奈良時代
  • 紙本墨書
  • 高25.8㎝ 長2585.3㎝
  • 一巻
  • 東京都港区南青山6-5-16
  • 根津美術館
  • 重要文化財

越前国の国医師であった六人部東人が、天平勝宝七歳に四恩(父母の恩・衆生の恩・国王の恩・三宝=仏宝僧の恩)に報いるため、信者を募って書写した一切経のうちの一巻にあたる。『大唐内典録』は、唐の麟徳元年(六六四)道宣によって編纂された唐代最初の一切経目録で、全一〇巻からなる。本巻は巻第九と第十の残巻を合わせて一巻としたものである。奥書には本文を書写した三尾浄麻呂、初校を担当した秦嶋主や二校の闡光(僧)、さらには紙を染めたり継いだりする装潢の名も見え、組織的な写経が行われたことを示している。発願者の六人部東人は、東大寺の越前国開田にかかわった人物であることがわかっている。

大唐内典録 巻第十残巻(六人部東人発願経) だいとうないてんろく

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