大神山神社奥宮 本殿・幣殿・拝殿 おおかみやまじんじゃおくみや ほんでん、へいでん、はいでん

建造物 宗教建築 / 江戸

  • 鳥取県
  • 江戸後期 / 1805
  • 本殿 桁行三間、梁間二間、一重、入母屋造、向拝三間
    幣殿・拝殿 桁行八間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、
       正面軒唐破風付、幣殿左右庇、拝殿正面両脇小部屋附属、
       拝殿左右長廊 各桁行九間、梁間二間、一重、入母屋造、
       背面本殿に接続
    総こけら葺
  • 1棟
  • 鳥取県西伯郡大山町大字大山
  • 重文指定年月日:19881219
    国宝指定年月日:
  • 大神山神社
  • 重要文化財

大神山神社奥宮は大山中腹に鎮座する。
 社殿は、本殿を最も奥におき、その前に幣殿・拝殿をつらね、拝殿の左右両側に長大な翼廊をもった複合社殿である。本殿内部は素木のままであるが、正面と向拝廻りは金箔や漆などを施して飾り、幣殿の天井は花草の絵でうめるなど意匠をこらしている。
 末社下山神社は、奥宮社殿を一回り小さくした規模の複合社殿である。幣殿の天井に草花の絵を描くほかは、漆や彩色などを施さず簡素なあつかいになっているが、奥宮社殿と同時期、同手法による建築である。
 奥宮は境内の環境もよく、社殿は規模雄大な複合社殿で、意匠・技法もすぐれ、江戸時代後期を代表する神社建築であり、末社もあわせて価値が高い。

大神山神社奥宮 本殿・幣殿・拝殿

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