刀〈金象嵌銘光忠/光徳花押〉 かたな〈きんぞうがんめいみつただ/みつのりかおう〉

工芸品 / 鎌倉

  • 光忠
  • 鎌倉
  • 鎬造、庵棟、身幅広く、鋒猪首となる。地鉄は小板目約り沸細かにつき、乱れ映り華やかに立ち、刃文は匂深く大丁子乱れに蛙子丁子が交じり、匂深く、足葉よく入り、細かに金筋かかり冴える。帽子は乱れ込みて浅く返り、表裏に棒樋を掻通す。茎は大磨上げにし、金象嵌銘が入る。
  • 刃長72.5 反り2.4 元幅3.3 先幅2.5 鋒長3.8 (㎝)
  • 1口
  • 重文指定年月日:19400503
    国宝指定年月日:19510609
    登録年月日:
  • 個人
  • 国宝・重要文化財(美術品)

備前長船光忠の作と本阿弥光徳が極めたものである。
大磨上げであるが、豪壮華麗な作風で、刃文は同作中特に華やかな乱刃であり、光忠の最上作とされる。
織田信長の愛刀で、信長から徳川家康に贈られたものと伝え、家康から水戸の徳川頼房に与えられたものである。

刀〈金象嵌銘光忠/光徳花押〉

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