太刀〈銘包次/〉 たち〈めいかねつぐ〉

工芸品 / 鎌倉

  • 包次
  • 兵庫県
  • 鎌倉
  • 鎬造、庵棟、小鋒、腰反り高く踏張りのある太刀。鍛えは板目に杢交じり、肌立って地斑交じり地沸つく。刃文は直刃調に小乱れ、足よく入り、小沸つき、匂口沈みごころとなる。帽子は直ぐに小丸。彫物は表裏に角留めの棒樋を彫る。茎は雉股形、先切、鑢目大筋違、目釘孔1。佩裏の目釘孔下に「包次」と太鏨大振りの銘を刻す。
  • 長79.3 反3.4 (㎝)
  • 1口
  • 兵庫県西宮市苦楽園三番町14-50
  • 重文指定年月日:19780615
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人黒川古文化研究所
  • 国宝・重要文化財(美術品)

包次は備中国古青江派の守次の弟子で、鎌倉初期の刀工である。現存する作品は少なく中でもこの太刀は姿が美しく、鍛え、刃文に古青江派の特色がよく示された優品である。

太刀〈銘包次/〉

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