- 国光
- 兵庫県
- 鎌倉
- 鎬造、庵棟、反り浅く小鋒の太刀である。鍛えは小板目肌よく約み、地沸こまかにつき沸映り立つ。刃文は細直刃、匂深く小沸よくつく。帽子は小丸僅かに返る。茎は磨上、先浅い栗尻.鑢目筋違。目釘孔三。表中程の棟寄りに「國光」の銘を切る。
- 長80.3 反1.8 （㎝）
- 1口
- 兵庫県西宮市苦楽園三番町14-50
- 重文指定年月日:19520719
国宝指定年月日:
登録年月日: - 公益財団法人黒川古文化研究所
- 国宝・重要文化財(美術品)
粟田口左兵衛尉国光の作。国光の作は極めて少なく数口が知られるにすぎない。本太刀は細身、笠木反りの優雅な姿に鎌倉時代中末期の京物の特色があり、細かにつんだ地肌と沸出来の細直刃に粟田口ものの作風がよく示されている。
