宮良殿内庭園 みやらどぅんちていえん

名勝

  • 沖縄県
  • 石垣市大川
  • 指定年月日:19720515
    管理団体名:
  • 史跡名勝天然記念物

S47-5-182[[宮良殿内]みやらどんち]庭園.txt: 1819年ごろ、八重山の頭職の地位にあった松茂氏8世当演のとき、住宅および屋敷構えの整備に伴い作庭されたものと考えられる。方形の敷地の中央に木造瓦葺きの平家があり、その東側に主庭である枯山水がある。サンゴ石灰岩の山石を主材料として5つの築山を、北から南に向かって次第に低く築く。枯滝に石橋などでそれらを繋ぎ、前面は平らな砂地とし、背後にはフクギ、築山にはソテツ・シュロ・ハイビャクシンなどを配植してある。
 この庭園の構成の基準となっている地割は内地の寺院の枯山水の伝統様式を踏襲するものであって、庭園文化の伝播をみるうえに貴重であるばかりでなく、この地方の近世における上流階級の屋敷構えの中における庭園として最もよく保存されているものである。

宮良殿内庭園

ページトップへ