歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
親鸞の室恵信尼が京都に在住していた息女覚信尼にあてた自筆十通で、建長八年(一二五六・恵信尼七十五歳)から文永五年(一二六八・八十七歳)に至る十三年の間に書かれたものである。殊に第三通、二月十日の書状は青年時代の親鸞が法然を訪ねて専修念佛に帰した次第を物語り、霊夢をめぐって恵信尼が夫親鸞にいだいた敬慕の心情や親鸞臨終の状況を伝えて注目されている。この書状類は親鸞の伝記とその家族に関する根本史料として、また鎌倉時代のまとまった女性書状としても価値が高い。
親鸞自筆書状類(四通)
親鸞
本願寺御影堂留守職歴代譲状(十八通)
藤原為家自筆譲状(四通)
藤原為家