題目立 だいもくたて

民俗 無形民俗文化財

  • 奈良県奈良市
  • 2009年 ユネスコ 無形文化遺産保護条約 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」記載
  • 保護団体 : 題目立保存会
  • 重要無形民俗文化財(民俗芸能:語り物・祝福芸)昭和51年5月4日指定

奈良県東北部の上深川の八柱(やはしら)神社の秋祭(10月12日)において、数え17歳の青年たちを中心に演じられる語り物芸である。
 「厳島」「大仏供養」「石橋山(いしばしやま)」の三番が伝承されている。若者達は本殿下の舞台に立ち並び、台詞の順番と役名が告げられると名乗りを上げ、続けて会話体につづられた長い物語の詞章を謡うように語る。物語の登場人物を一人一役で語る。語りの最後には「フショ舞」が舞われる。演者の一人が扇をかかげ、足踏み強く舞う。
 題目立は、類例の少ない語り物の芸能であり、中世の芸能の姿をうかがわせるなど特色がある。

題目立 だいもくたて

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