視点B してんびー

油彩画 / 昭和以降 / 日本 

鶴岡政男 (1907-1979)
つるおかまさお
1966
油彩,カンヴァス
194.2×130.9
神奈川県立近代美術館

 群馬県高崎市に生まれた鶴岡政男は、1930年に井上長三郎や靉光らとNOVA美術協会を結成し、1943年には新人画会の結成に参加。戦後は自由美術展、美術団体連合展、日本アンデパンダン展などに戦後の混乱した世の中を映し出す作品を発表した。時代や社会と深くかかわりながら、その画風をめまぐるしく変貌させてきた鶴岡は、1965年以降、柔らかな曲線とくっきりとした色面を用いた作品をつくり出していく。
 この作品は、1966年の第7回現代日本美術展に《視点A》と一緒に出品され、神奈川県立近代美術館賞を受賞した。画面上端には、黒いお椀型が二つ並んでいる。この黒いサングラスのようなモティーフを、この頃の鶴岡は好んで取り上げた。そこから半円二つを組み合わせたものがリズミカルに落下していき、上から下へと見るものの視点を誘う 。黒いお椀型は尻のようにも、目が描きこまれた半円は人間のようにも見え、ユーモラスであり、同時にエロティシズムを感じさせる。

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