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龗(たかおがみ)

概要

龗(たかおがみ)

その他

山崎朝雲  (1867-1954)

ヤマザキ、チョウウン

明治44年/1911

木・1

87.0×46.0×36.0

右側面に署名(刻銘); 底面に年記(刻銘)

5回文展 竹之台陳列館 1911

117
山崎朝雲(1867−1954)
YAMAZAKI,Choun

龗(たかおがみ)
Takaogami (the Goddess of Rain)
明治44年(1911)
東京国立近代美術館蔵
龗(おかみ)とは,水,雨雪を司る神のことである。山峰の雨を司どるのが高龗(たかおがみ),谷の雨を司どるのが闇龗(くらおがみ,「くら」は「谷」を意味している)である。古来,雨を呼ぶ神,また降る雨を止めてくれる神として知られている。ここでは,ちょうど,ルネサンスのミケランジェロや近代のロダンが,石の塊から人像が生まれてくるかのように,あたかも未完成のごとくに彫ったように,おそらく山岳になぞらえられる木の塊から抜け出してくる女神の形で,表現されている。

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キーワード

文展 / / Choun / 山崎

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