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古来風躰抄〈上下(初撰本)/自筆本〉

こらいふうていしょう

概要

古来風躰抄〈上下(初撰本)/自筆本〉

こらいふうていしょう

その他 / 鎌倉 / 近畿

鎌倉/1197

縦28.9cm 横20.8cm 紙数 上帖97丁 下帖95丁

2帖

重文指定年月日:
国宝指定年月日:19830606
登録年月日:

公益財団法人冷泉家時雨亭文庫

国宝・重要文化財(美術品)

『古来風躰抄』は、歌人として有名な藤原俊成(一一一四~一二〇四)が、建久八年(一一九七)、八十四歳の時に著わした歌論書で,和歌の風躰のあり方とその変遷を明らかにし、俊成の和歌論を集大成した著述として,わが国文学史上に重視されている。本書には、建久八年の初撰本と建仁元年(一二〇一)の再撰本があるが,この冷泉家本は初撰本の原本で、下帖末に八十四歳の時に書きしるした旨の奥書がある。全文俊成の自筆になり、『古来風躰抄』の原初の姿を示したものとして、また俊成筆跡の面目を最もよく伝えたものとして、その価値は極めて高い。

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