文化遺産オンライン

鶏図

けいず

概要

鶏図

けいず

東洋画(日本画を除く) / 江戸 / 日本

伊藤若冲

いとうじゃくちゅう

山形県鶴岡市

江戸・寛政2年/1716~1800

紙本墨画

山形県鶴岡市

(公財)致道博物館

伊藤若冲は「鶏の若冲」とも称され、晩年には本図のような鶏図を多く描いた。本図は75歳の得意とした得意とした筋目書き(薄墨で周辺部をにじませ、墨を重ねることで淡く白い境界を残す水墨画法)の筆法で描いている。この頃から若冲は、「米斗翁」や「斗米庵」と号している。これは「頼まれれば米1斗で描く」という意味をもつ。
 伊藤若冲は京都に生まれ、生家は錦小路の漬者問屋。別号は斗米庵、米斗庵がある。40才の時、家業から退き画業に専念し、画は狩野派を学び、のちに宋元画を独学する。緻密な細部の描写と極彩色を用いた豊かな装飾性を特色とするほか、軽妙な趣の水墨画作品も残している。

鶏図をもっと見る

伊藤若冲をもっと見る

公益財団法人致道博物館をもっと見る

キーワード

若冲 / 伊藤 / 水墨 /

関連作品

チェックした関連作品の検索