波濤 はとう

日本画 / 昭和以降 / 日本 

横山操 (1920-1973)
よこやまみさお
1960
顔料、銀箔、紙
245.0×462.5
神奈川県立近代美術館

 横山操は、新潟県に生まれた日本画家です。昔は越後の国と呼ばれていたところです。葉山館から見える湘南の海は、横山操から見れば、とても明るい海だといえます。この『波濤』という作品も日本海の暗い荒海をイメージして描かれたといえます。黒い岩の塊に激しく荒れ狂った波が襲いかかったさまがダイナミックに描写されています。暗い画面ではありますが、横山操はこの海をこよなく愛しているのです。
 作者の横山操自身が次のように述べています。「海も太平洋と日本海では相貌が異なる。太平洋は明るく、日本海は暗いと一般に云われているが、風景的に見てもそれは肯ける。その日本海でも、越中を境にして北の海には寂寥感があり、南に行くにつれて寂寥のうちに甘い哀感が漂うかと思われる。/私は越後に生まれたからか、裏日本の海が好きだ*。」
*(横山操「波濤偶感」『三彩』No.235、1968年)

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