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宮川神社社叢

みやがわじんじゃしゃそう

概要

宮川神社社叢

みやがわじんじゃしゃそう

天然記念物 / 中部 / 新潟県

新潟県

柏崎市宮川

指定年月日:19800314
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

 この社叢は、海岸から約1キロほどはなれた標高100メートルの山の南西斜面にある面積5.4ヘクタールほどの森林である。
 林相は、中央部にあるシロダモを優占種とする常緑広葉樹林とその周辺部にあるカシワ、ミズナラなどの落葉広葉樹林とに大別され、ここに400種以上の植物が自生している。この自生種には、キダチノネズミガヤ、タマミゾイチゴツナギなどの暖地性植物やクルマユリ、ムシャリンドウなどの寒地性植物およびおもに日本海側に自生するマルバマンサク、トキワイカリソウなどが共存し、植物分布上貴重な地域であるばかりでなく、ほぼ純林に近いシロダモ林は、日本海側の北限地であり、暖帯性広葉樹林としても貴重である。
 なお、現在は県指定天然記念物として保護されており、その保存状態はよい。

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キーワード

/ 植物 / 広葉樹 / 暖地

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