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彦根城跡

ひこねじょうあと

概要

彦根城跡

ひこねじょうあと

城跡 / 近畿 / 滋賀県

滋賀県

彦根市金亀町・尾末町・城町

指定年月日:19510609
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

慶長八年井伊直勝この地を選んで構築、同九年佐和山城から移り、直孝また工を續け元和八年ほぼ完成した。江戸時代を通じて井伊氏の居城となり、明治維新に至った。城は北方琵琶湖に臨む独立丘陵の上下に営まれ南西に向って大手口を開いている。山上には郭がほぼ一直線に布置され本丸を中心として西に西丸・更に空堀を穿って先端部に人貭郭を配し、その山稜が北に降って盡きるところに山崎丸を置く。又本丸の南方には切通しを隔てて鐘之丸を構える。この丘陵の裾に沿うて内堀を廻らしその外部に二丸を置き更に之を掘で囲んでいる。この間に天守閣を始めとして西丸三重櫓並びに多聞櫓・太皷櫓門・天秤櫓門・旧佐和口の二重櫓並に多聞櫓・御厩部屋等の建物が点在し石垣・枡形等よく旧規模をとどめ又玄宮園及び槻御殿には建物が現在し、その庭園は極めて風致に富んでいる。江戸時代雄藩の城として歴史上重要であり、また遺構がよく残り、縄張りの巧みな点に於て城郭史上重要な遺跡である。

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キーワード

本丸 / / / 大手

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