花卉花鳥図   かきかちょうず

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絵画 / 江戸 / 日本 

山口素絢・松村景文
やまぐちそけん・まつむらけいぶん
日本
江戸時代/1813
紙本着色
8面(各)縦167.5㎝ 横88.4㎝・5面(各)縦167.5㎝ 横85.9㎝
十三面
東京都港区南青山6-5-99
根津美術館
重要美術品

襖9本の表裏に松村景文が、そのうちの裏側4面に山口素絢が、それぞれの画業を代表する花鳥図を描いている。
景文筆9面のうち5面には猫柳に鴛鴦の春景、4面には合歓木に雀、秋海棠、桔梗、野菊、水仙など、夏から春の景を描いている。淡彩の付立て片ぼかしを生かして、韻律感豊かに対象を捉える技法の冴えは特筆され、花鳥画に画才を揮った景文の面目を示している。一方、素絢筆の4面は嫁菜、葉鶏頭、女郎花、桔梗、露草、秋海棠、水仙、野菊など四季の草花をあらわし、いかにも洒落た趣の景文に対し、濃彩を用いて、自然の形態により忠実であろうとする姿勢をうかがわせる。
松村景文(1796〜1843)は呉春の異母弟として生まれ、兄の画風に応挙風を加えて一家をなし、もっぱら花鳥画を得意とした。呉春亡きあとの四条派の隆盛はひとえに景文の功績に帰せられる。本襖絵の猫柳と水仙の図下方に「景文」の款と「景文之印」白文方印を捺している。また、山口素絢(1758〜1818)は京に生まれ、応挙に学んで、ことに和美人を描いて知られ、挙門の四天王の一人に数えられた。四面の右端に「癸酉孟春 素絢」と款し、「素絢之印」白文方印を捺す。
「癸酉」は文化10年(1813)にあたり、本襖が表裏同時の制作とすれば、景文35歳、素絢55歳の作品となる。

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