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常称寺 観音堂

じょうしょうじ かんのんどう

概要

常称寺 観音堂

じょうしょうじ かんのんどう

宗教建築 / 室町 / 中国・四国 / 広島県

広島県

室町後期/1467-1572

桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、正面一間向拝付、本瓦葺

1棟

広島県尾道市西大久保

重文指定年月日:20071204
国宝指定年月日:

常称寺

重要文化財

 常称寺は、時宗二代真教によって鎌倉時代後期に創建された寺院で、本堂は室町中期、観音堂は室町後期、鐘撞堂は江戸前期、大門が室町前期の建築とみられる。常称寺の諸堂は、室町期の時宗寺院伽藍を伝える数少ない遺構であり、特に本堂は、和様の外観と禅宗様の内部構成を兼備し、内外陣と脇陣を一体的空間とするなど、盛期の時宗本堂の特徴を有している。
 また、境内に残る観音堂や鐘撞堂も、各時代における当地方の意匠的特徴を備えており、時宗寺院伽藍の構成を理解するうえで、価値が高い。

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