北上山地川井村の山村生産用具コレクション きたかみさんちかわいむらのさんそんせいさんようぐこれくしょん

有形民俗文化財 / 東北 

岩手県
1,345点
宮古市川井2-187-1
指定年月日:20030220
管理団体名:
備考:※この用具に関連する習俗は、昭和59年12月20日に「北上山地の畑作習俗」として記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されている。
宮古市
重要有形民俗文化財

この資料は、岩手県北上山地のほぼ中央に位置する川井村内で使用された山村生産用具のコレクションである。
 資料は自然物採集・加工用具、農耕用具、山樵用具、炭焼き用具、狩猟・漁撈用具、畜産用具、養蚕用具、製糸・機織用具、諸職用具に分類され、それぞれに使用された用具が作業工程順に整理されている。
 例えば、自然物採集・加工用具は、ワラビの澱粉やミズナラ、コナラの実であるシダミの採集・加工用具と、マダと呼ぶシナノキの皮剥ぎ・加工用具と製品などである。ワラビの澱粉はケカヅと呼ぶ飢饉の際の救荒食として、堅果類は保存食として重要なものであった。
 また、農耕用具は、畑作用具と稲作用具他に大別され、畑作用具は一木製のスキと呼ぶ南部型踏み鋤や、ヒエの直播き用具が注目される。
 狩猟・漁撈用具には、マタギヤリや鉄砲などの大型獣用の狩猟具類と、テンやイタチなどの小動物捕獲用の罠類などがあり、秋田から来たマタギに狩猟を教わったという伝承もある。

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