文化遺産オンライン

高瀬渓谷の噴湯丘と球状石灰石

たかせけいこくのふんとうきゅうときゅうじょうせっかいせき

概要

高瀬渓谷の噴湯丘と球状石灰石

たかせけいこくのふんとうきゅうときゅうじょうせっかいせき

天然記念物 / 中部 / 長野県

長野県

大町市大字平

指定年月日:19221012
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

高瀬ダムから高瀬川を遡ること数時間,槍ヶ岳を源流とする水俣川と湯俣川の合流点に達する。ここから湯俣川をわずかに遡った左岸に噴湯丘が展開する。段丘上の噴湯丘は,噴気が止んで崩れかけているが,河岸には現在も噴湯丘が成長しつつある。河岸の斜面に上り,クリーム色の噴湯丘の頂部を覗くと,直径数十cmの湯溜まりの中で,わずかにピンクがかった熱湯が勢いよく沸き上がっている。周辺の川の中を歩いてみると,至る所で湯が沸き出しており,噴湯丘の発達の様々なステージを観察することができる。球状石灰岩は,古い噴湯丘の中にも,現在活動している噴湯丘にもみられる。泉温は噴湯丘で約85℃,まわりの湧出口では80~50℃。

関連作品

チェックした関連作品の検索