素懸浅葱糸威帽子形兜 すがけあさぎいとおどしもうすなりかぶと

日本 

鉢前後22.5cm,左右22cm,鉢高24,5cm
岩国市
岩国美術館

 僧侶の被る「もうす」という頭巾を象り造形した兜鉢。類品は間々あり、張懸の兜も見るが本品は鉄板製とする。すなわち、六枚張りの上部に、四枚矧ぎをもって造形した、頭巾の折り合わせのごとき複雑な造形を矧ぎ付ける。正面に鎬を立て、真後には縦に浅いくぼみを付け、前後とも山道状の大きな円弧を打ち出す。変化のある面白い造形といえる。
 腰巻は上部に花先形の突起を一二ヶ所設け、これを利用して鋲留めする。前立と後立の角本もこの突起物を座として設ける。
 眉庇は笹眉と見上皺を打ち出し、魚子地唐草紋所毛彫の金銅の覆輪を下縁に懸ける。見上は朱塗である。
 

関連リンク

素懸浅葱糸威帽子形兜チェックした作品をもとに関連する作品を探す

鉄錆地四枚張大円山形兜
紫糸素懸威烏帽子形桐紋兜
鉄錆地桃形四枚矧二段眉庇南蛮兜
紋柄威五枚胴具足/銀箔押帽子形兜
鉄錆地塗紺糸素掛威六十二間小星兜
ページトップへ