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志野茶碗〈銘卯花墻/〉

しのちゃわん〈めいうのはながき〉

概要

志野茶碗〈銘卯花墻/〉

しのちゃわん〈めいうのはながき〉

工芸品 / 安土・桃山 / 関東 / 東京都

東京都

桃山

素地は卵殻色の俗に言う百草土、白濁半透性のいわゆる志野釉が厚くかかり、口辺その他施釉の薄い部分は赤くこげている。全面に荒い貫入があり、底裏無釉、轆轤による成形だが、これを歪ませ、また篦を入れ、手造りのように見える。釉下に鉄絵具で、奔放な縦横の筋をいれてあるが、銘印はない。樋三本、見込みひっつき一箇所。

高9.5  口径11.8  高台径6.05  (㎝)

1口

三井記念美術館 東京都中央区日本橋室町2-1-1三井本館7階

重文指定年月日:19550202
国宝指定年月日:19590627
登録年月日:

公益財団法人三井文庫

国宝・重要文化財(美術品)

志野随一の名碗として知られる。天正年間に大萱牟田洞で作られたものと推定され、志野の代表的名作として有名なものである。

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