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短刀〈無銘貞宗(名物寺沢貞宗)/〉

たんとう〈むめいさだむね(めいぶつてらさわさだむね)〉

概要

短刀〈無銘貞宗(名物寺沢貞宗)/〉

たんとう〈むめいさだむね(めいぶつてらさわさだむね)〉

工芸品 / 鎌倉 / 関東 / 東京都

貞宗

東京都

鎌倉

平造、三つ棟、反りなし、鍛小板目肌よく約み、地沸厚く地景よく入る。刃文は浅い湾れに互の目交り、匂深く冴え、小沸よくつき、金筋、稲妻頻りにかかる。帽子は浅く僅かに湾れ込み尖りて反り掃きかける。表に鍬形つき素剣、裏に二筋樋を鎺下で掻き流す。茎生ぶ、先剣形、鑢浅い勝手下がり、目釘二。

身長九寸七分強 反なし 元幅八分八厘 茎長三寸二分

1口

東京国立博物館文化庁分室 東京都台東区上野公園13-9

重文指定年月日:19380704
国宝指定年月日:19521122
登録年月日:

国(文化庁)

国宝・重要文化財(美術品)

相州貞宗の作風を代表する作で、地刃ともに健全である。『享保名物帳』に所載されており、肥前唐津城主寺沢志摩守広高の所持で、その後、豊臣秀吉、織田有楽斎長益、徳川秀忠へと伝わり、秀忠の遺物として紀州徳川頼宣に送られて以後、同家に伝来した。

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