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ヘラクレスとオンファレ

へらくれすとおんふぁれ

概要

ヘラクレスとオンファレ

へらくれすとおんふぁれ

油彩画

テュルデン、テオドール・ファン  (1606-1669)

てゅるでん、ておどーる・ふぁん

フランドル

17世紀

油彩、カンヴァス

191.0×168.5cm

1

この絵の主題は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスのエピソードによる。友人を殺した罪を償うため、リディアの女王オンファレに奴隷として売られたヘラクレスは、後に女王の恋人となる。そして、女王の寵愛により、自らを苦しめた狂気を克服したヘラクレスが穏やかな日々を過ごしたというギリシア神話に取材したもの。この二人を主題としたものには、お互いが持ち物を交換している場面とオンファレに恋をしたパンがヘラクレスに蹴り出される寝室の二つのパターンがあるがこの作品は前者の場面である。 画面では女官たちが見守る中、中央に座るヘラクレスを傍らのオンファレが愛撫している。女王オンファレはヘラクレスのライオン狩りを象徴するライオンの毛皮と棍棒を持ち、一方のヘラクレスは女性の役割を象徴する糸巻棒を持ち糸を紡いでいる。本来の持物を入れ替えることにより、女性による男性の支配を表したこのような図像は、この時代に好んで描かれた主題の一つ。 作者のテュルデンは、オランダに生まれ、フランドルを代表する画家の一人。版画やタピスリーの下絵なども手がけており、ルーベンスの弟子・協力者として活躍している。

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