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奥能登のあえのこと

おくのとのあえのこと

概要

奥能登のあえのこと

おくのとのあえのこと

民俗 / 無形民俗文化財 / 石川県

石川県珠洲市、輪島市、鳳珠郡能登町及び穴水町

2009年 ユネスコ 無形文化遺産保護条約 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」記載

保護団体 : 奥能登のあえのこと保存会

重要無形民俗文化財(風俗慣習:娯楽・競技、生産・生業、人生儀礼、社会生活(民俗知識) 昭和51年5月4日指定

奥能登のあえのことは、稲の生育と豊作を約束してくれる田の神を祀る儀礼で毎年12月と2月に行われる。収穫後の12月は、田の神を田から家に迎え入れて、風呂に入れたり、食事を供したりして、収穫を感謝する。そして耕作前の2月になると、再び風呂に入れたり、食事を供したりして、田の神を家から田に送り出して豊作を祈願する。この儀礼は、家の主人が中心となって執り行い、目に見えない田の神があたかもそこに実在するかのようにふるまう。稲作に従事してきた日本人の基盤的生活の特色を典型的に示す農耕儀礼である。

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