黒漆塗唐冠形張懸兜 くろうるしぬりとうかんむりなりはりかけかぶと

工芸 

日本
江戸時代
鉄製漆塗
30.0×30.0×37.0cm
1

室町時代後期以降、兜に自分の好みが表現されるようになり、いろいろな形の変わり兜が生まれた。その中でも一番自然な形は、帽子や冠を模したものである。本作のような唐冠は、中国の冠を象ったもので安土・桃山時代に流行し、簡単な頭形兜の上に薄鉄、煉革、和紙の張懸けで作られている。背後の纓が立物としての効果を示し、耳のように左右に突き出ている。また簡略化された吹返には、違い隅切角紋が金で施されている。

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