名塩雁皮紙 なじおがんぴし

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指定年月日:20020708
重要無形文化財

名塩雁皮紙は、現在の兵庫県西宮市名塩に伝承される雁皮紙の製作技術である。名塩雁皮紙の製作技術は、地元特産の岩石の微粉末を添加することや、手作業による入念な原料処理、溜漉【ためずき】による抄紙【しょうし】、板干しによる天日乾燥などの各工程に、古来の形態を伝える伝統的な技法が確実に伝承されていることに大きな特色がある。なかでも抄紙は、古風な溜漉であり、漉き手が漉槽【すきぶね】の前に坐り、両手で持った簀桁【すけた】に紙料【しりょう】を汲み、前後左右に静かに揺り動かして繊維を絡み合わせて漉く。製作される紙の種類は、間似合紙【まにあいし】、鳥の子、箔打紙【はくうちがみ】などである。
 雁皮紙は、ジンチョウゲ科のガンピの樹皮の繊維を原料とし、わが国では楮紙【こうぞがみ】と並び古くから漉かれてきた主要な手漉【てすき】和紙である。

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濵田幸雄

越前奉書
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