男女神像 だんじょしんぞう

彫刻 / 奈良県 

鎌倉時代 13世紀
木造 一木造 彩色 坐像
2躯

 一対の男女神像で、ともに針葉樹(ヒノキか)の一木造(いちぼくづくり)。女神像は丸彫(まるぼり)に近いが、男神像は袖先を別材製とする(亡失)。女神は和装の姿、左手は袖の中に入れ、右手で垂髪(すいほつ)をまさぐるかのようなポーズを見せる。福々しい頰が印象的。男神像は袍(ほう)を着し、笏(しゃく)(亡失)を握る官人の姿で、風貌は壮年のそれである。奈良時代に出現した神像は平安時代に定着したが、多くが正面向きに威儀を正す様に表されるのに対し、この二像は顔を横に向ける動きのある個性的な姿を示す。

なら仏像館 名品図録. 奈良国立博物館, 2010, p.113, no.147.

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