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フゴッペ洞窟

ふごっぺどうくつ

概要

フゴッペ洞窟

ふごっぺどうくつ

史跡 / 北海道 / 北海道

北海道

余市郡余市町

指定年月日:19531114
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

 字フゴツペの地域にあり、海岸の南方約200メートルの平地に位し、丸山と称せられる砂岩貭の小丘陵にほぼ東面して存するもので、現在奥行約5メートル問口約4メートル高さ約5メートルを有し、壁面の隨所に原始的な図象が陰刻されている。これ等の図は人物・動物・舟等を象徴したものと推せられるもの多く、他に列点もあり、呪術的な性貭を有するものと考慮せられる。なお洞窟内には厚さ約7メートルの遺物包含層があり、薄手式の土器・石器・骨角器等が出土している。
この洞窟は、内部に遺物包含層を有して洞窟遺跡としても価値深いが、殊に壁面の各部分に多数の原始的図象の存することは稀有の例であり、北方古代文化を知る上に貴重な資料である。

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キーワード

洞窟 / / 包含 / 土器

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