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笠森寺自然林

かさもりでらしぜんりん

概要

笠森寺自然林

かさもりでらしぜんりん

天然記念物 / 関東 / 千葉県

千葉県

長生郡長南町

指定年月日:19700123
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

延暦年間、笠森寺草創当時より禁伐林として保護されてきたと伝えられる暖帯林の残存林である。高木層はスダジイを主体とし、イチイガシ・アカガシよりなる。サカキ・アラカシが混入している。低木層には、これらの幼樹のほかネズミモチ・ヒサカキ・イズセンリョウなどが加わって繁茂し、このため林床はシダ植物に富みコバノカナワラビ・ホソバカナワラビ・ヘラシダ等の群落が多い。以上のように自然がよく保たれているため、イタチ・アナグマ・リスなどの獣類、フクロウ・コノハヅク・アカゲラ・ハイタカなどの鳥類やヒメハルゼミなどの昆虫もみられ、関東地方の残存林として特徴的である。

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キーワード

/ 植物 / 自然 / 群落

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