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神之島の図

かみのしまのず

概要

神之島の図

かみのしまのず

絵図・地図 / 江戸 / 佐賀県

江戸時代

紙本着色

縦85cm 横150cm

1舗

佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304-1 武雄市図書館・歴史資料館

武雄市

重要文化財

 長崎の神之島の絵図。佐賀藩は嘉永19(1672)年から、福岡藩と交代で長崎警備の任に就いた。(福岡藩は嘉永18年から開始)ただし、長崎湾口の島々は佐賀藩領であったため、長崎警備の当番年、非当番年にかかわらず、独自で防衛体制を維持していかなければならなかった。
 嘉永2(1851)年2月には佐賀藩独自で、伊王島・神之島に台場(砲台)築造を開始。神ノ島とそこから200m余り離れた四郎ケ島間の海を埋め立てる填海工事は最も大規模かつ困難であった。6月末頃に着手したこの工事では、神ノ島と四郎ケ島の双方から築き出し、岩を海中に投じて基礎を作り、翌年閏2月末には両島がつながった。絵図は、工事前の状態の上に、工事後の状態が貼付されている。

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キーワード

佐賀 / 神ノ島 / 警備 / 台場

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