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中山寺のモッコク

ちゅうざんじのもっこく

概要

中山寺のモッコク

ちゅうざんじのもっこく

天然記念物 / 近畿 / 三重県

三重県

 南小松町に所在する中山寺は、高岡山・川原田山を東端として終わる標高約50m前後の丘陵地の北向き斜面を開拓してつくられた集落の一角にあり、北西側は斜面となって谷底へ落ちている。該当のモッコクはちょうどこの斜面にかかる直前の平地(書院の西端)にあり、根はおそらく谷底へ向かって伸びていると推定される。
 また、平成26年6月計測(四日市市文化財保護審議会天然記念物部会)の結果では、根元周囲6.9m(直径2.2m)、胸高周囲3.8m(直径1.2m)、樹高13.2mで、地上2mのところで幹が3本に分かれ、樹齢は推定300年を超えるといわれている。枝はよく広がり、特に西や南向きの枝はよく茂っている。下部では若干枯死した枝も見られるが、梢は新芽が展開して、まだ上方へも伸びる状況が伺われる。
 モッコクの花は単性花(雄性花)と両性花とがあり、雌雄異株であるが、中山寺の個体は両性花で6~7月頃に本年枝の先の葉腋に白色小5弁花を下向きにつける。液果は球形~楕円形で10月頃に熟し、やや不規則に裂開して濃赤色の種子を出す。

三重県四日市市南小松町1589

四日市市指定
指定年月日:20140805

宗教法人 中山寺

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キーワード

/ / 樹高 / 周囲

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