羯磨 かつま

工芸 / 奈良県 

鎌倉時代 13世紀
銅製 鋳造 鍍金
径14.8
1口

 羯磨は輪宝と同じく古代インドの投擲用武器を起源とする。十字金剛とも言われるように三鈷杵を十字に組み合わせた形で、修法では大壇の四隅に置き修法作業の成就をはかる。本品は中心の半球形のまわりに間弁付きの重弁八葉としべを巡らし、この四方から鈷根を一条の紐で約した蓮弁帯で飾った三鈷形を出す。中鈷は断面が菱形で各面に匙面をとらず、脇鈷は断面が菱形であるが心持ち匙面をとり、下部に嘴形を作る。総体薄手で鈷部も細みに作っており、おだやかな作風を見せる優品である。

奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, p.290, no.62.

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