野田の津久舞 のだのつくまい

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無形民俗文化財 / 関東 

選択年月日:19991203
保護団体名:野田津久舞保存会
備考:
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

 野田の津久舞は、須賀【すが】神社の祭礼に奉納される芸能で、舞の演じ手がツクバシラ(つく柱)と称される高い柱に登り、さまざまな曲芸的所作を演じるものである。演じ手は、野田では「ジュウジロウ」と呼ばれ、雨蛙【あまがえる】の面をつける。祭礼の期日は、本来七月十五日から十七日であったが、現在はそれに近い金曜日から日曜日となり、津久舞は中日【なかび】に行われている。須賀神社祭礼に関わるのは上町【かみちよう】、仲町【なかちよう】、下町【しもちよう】の三町であり、それぞれ輪番で「神輿年番【みこしねんばん】」「津久【つく】年番」「獅子【しし】年番」を務めている。津久舞の披露は「津久年番」を中心に行われる。
 野田において、津久舞の起源は定かではないが、明治初期ころには、香具師が景気づけに、随時、柱を立てて行ったといわれている。その後、ジュウジロウの不在により中断する時期もあったが、後継者を得て、受け継がれている。
 つく柱は、杉の丸柱の先端部に醤油樽をかぶせ、柱の先端部より三尺ほど下に横柱を十字につけた形状である。柱には薦【こも】を巻き、その上をサラシで覆い、白布で縛る。また、横木の先端には白布を下げ、さらにその一方には轡【くつわ】が垂らされる。柱は竜に見立てられており、雨蛙の面をつけたジュウジロウが登り、柱を上下するのは、竜が蛙を呑み込む様を表しているとされ、地元では雨乞いの意味をもつと考えられている。
 津久舞当日の夕刻、ジュウジロウは、津久年番の神酒所において、雨蛙の面をつけ、白襦袢【じゆばん】に白の裁着【たつつけ】を履き、白い脚絆【きやはん】、…

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