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大型器台

おおがたきだい

概要

大型器台

おおがたきだい

土器・土製品類 / 弥生 / 愛媛県

愛媛県

弥生時代/2

器高71.4~71.7㎝、口径41.4~44.4㎝

2点

愛媛県松山市北井門遺跡2次調査出土

愛媛県指定有形文化財(考古資料)

 大型器台は、西部瀬戸内の弥生時代後期から終末期において、在来の器台形土器の胴部を大きく伸長させ、口縁部や裾部を拡大・装飾して、儀礼用具へと変化を遂げた土器である。
 北井門遺跡2次調査地(松山市北井門)で出土した2箇は、形態・意匠・寸法とも近似する。細い胴部に円孔14段と最上段に円形文を施す。外方に浅く開いた口縁部の端部は上下に拡張され、端面を櫛描き波状文とS字形の浮文で飾る。
 本例は、弥生時代後期後葉に盛行した大型器台の典型のひとつである。

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キーワード

/ 弥生 / 土器 /

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