五鈷鈴 ごこれい

工芸 / 奈良県 

平安時代 12世紀
銅製 鋳造 轆轤挽(鈴身) 鍍金 鬼目式
高16.7 口径6.6
1口

 なで肩で裾が緩やかに拡がる鈴身と短めの把部をもつ五鈷鈴。鈷は太く鋭利さをそなえ、武器としての原姿をよくとどめ、嘴形(くちばしがた)をやや下方に付けている。鬼目部は太く、鬼目は大きい。鬼目の上下に細い3本の約条で締めた幅の狭い蓮弁帯をめぐらす。鈴身には数条の細い紐をめぐらしている。本品に近い作風のものに東京国立博物館の仁平3年(1153)ころの京都・花背経塚出土鈴があり、本鈴の年代もこのころと考えて大過なかろう。簡潔かつ豪快な作風を伝える平安後期の五鈷鈴の優品である。

奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, pp.289-290, no.58.

作品所在地の地図

関連リンク

五鈷鈴チェックした作品をもとに関連する作品を探す

金銅五鈷鈴
五鈷種子鈴
五鈷鈴
白銅五鈷鈴
金銅五種鈴のうち 金銅独鈷鈴・金銅三鈷鈴・金銅宝珠鈴
ページトップへ