追想 ついそう

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金属像 

イサム・ノグチ (1904年-1988年)
イサム・ノグチ
1944年(1983-84年鋳造)
ブロンズ
高125.7×62.2×22.8

このブロンズ作品は、1944年に制作された木彫(イサム・ノグチ財団所蔵、ニューヨーク)をもとに鋳造された。骨や木の枝など、自然の造形からインスピレーションを受けた、バラエティに富んだフォルムが様々な形で組み合わせられ、多視点から楽しめるユニークな作品である。作品の組み立てには、指物の技術が取り入れられ6つのパーツに分解されるのであるが、ここでノグチが、溶接ではなく、あえて日本古来の木工技術を取り入れたことは、非常に興味深い。
ノグチは、詩人の野口米次郎とアメリカ人の母親との間にロサンゼルスに生まれた。幼少の頃は日本で暮らし、14歳の時に単身渡米。1927-28年渡仏し、ブランクーシの助手を務める。
1950年の3度目の来日時に、建築家の丹下健三より、広島平和記念公園の建築プランを聞き、プロジェクトへの参加を希望。ノグチは、平和記念公園に通じる2つの橋(「平和大橋、西平和大橋」)の欄干のほか、採用されることはなかったが、原爆慰霊碑のデザインも手掛けた。慰霊碑模型は、広島市現代美術館に所蔵される。
1970年大阪万博のための噴水を制作。晩年には香川県牟礼町にアトリエを設けるなど、常に日本との関係を保ちながら制作した。

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