猪崎鼻の堆積構造 いざきばなのたいせきこうぞう

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地質鉱物 / 九州 

宮崎県
宮崎県日南市
指定年月日:20140318
管理団体名:
史跡名勝天然記念物

猪崎鼻は,宮崎県南部の日南市にある日向灘に突き出した小さな岬である。ここには,今からおよそ4000~2200万年前に,海溝から大陸斜面にかけての深海域に堆積し,海洋プレートの沈み込みに伴って付加された日南層群(にちなんそうぐん)とよばれる砂岩泥岩互層が露出する。猪崎鼻ではことに,混濁流といわれる,地震などをきっかけに海底を流れ下る高密度の流れから堆積した地層に特徴的な堆積構造が典型的に発達するほか,深海底での堆積環境を示す様々な生痕化石や,海底地滑りに伴うスランプの構造もみられる。堆積構造の研究は,地質学そのものの歴史と同じ位,古くから行われてきた分野であり,堆積岩は,地史を編む際に欠かせない重要な情報源である。猪崎鼻の多種多様な堆積構造・生痕化石は,このような日本列島の生い立ち(地史)に関する重要な情報である堆積構造が典型的に発達することに加え,堆積時の古環境や堆積の仕組みを知る場所として大変貴重な場所である。特に,砂岩層の底面にみられるフルートキャストの規模と保存の良さ,美しさは他に類をみない。

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