武雄の蘭書 たけおのらんしょ

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文書・書籍 / 江戸 / 佐賀県 

江戸時代
138冊
佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304-1 武雄市図書館・歴史資料館
武雄市
重要文化財

 幕末において西洋科学を積極的に取り入れた武雄は、その摂取のために多くの西洋学書(主として蘭書)を輸入した。現存する138冊のうちオランダ語原書は59部128冊があり、138冊を分類別にみると、語学22、科学78、医学16、軍事学13、雑9に分けられる。主なものとしては、マーリン著『完全仏蘭辞書』、ウェーランド著『技術辞書』、ショメル著『日用百科事典』、『和蘭軍の服制と武装』などがあり、発行年代は1728年から1866年までのものがある。武雄にもたらされた年代としては、第28代武雄領主鍋島茂義が高島秋帆に西洋砲術を学び始めた天保5年(1834)頃から安政年間(1854~1860)までの凡そ25年間が主体と考えられ、蘭学研究のために購入されたものである。
 武雄での蘭学研究の成果は、大砲製造や造船などのように佐賀本藩に引き継がれ、全国に名だたる雄藩となり、明治維新で活躍した。武雄はその基礎を築いたといっても過言ではない。
 武雄の蘭書138冊は、全国的にみても貴重な資料であり、武雄の先駆性を証明する資料として大変貴重なものである。

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