横根山の岩海 よこねやまのがんかい

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地質鉱物 / 関東 

栃木県
山林(鹿沼市粟野財産区所有)

鹿沼市入粟野1510番地3、1510番地4のうち、地上権が設定された部分を除く。
栃木県鹿沼市入粟野1510-3、4
鹿沼市指定
指定年月日:20110119
鹿沼市粟野財産区 管理者鹿沼市長
記念物

鹿沼市北西部に分布する山々は、足尾山地と呼ばれ、古生代(5.7~2.45億年前)から中生代(2.45~0.65億年前)に形成された古い堆積岩を基盤岩とする山塊である。中生代の後半(1.44~0.65億年前)から新生代初期(0.65~0.24億年前)にかけて、足尾山地の古い堆積岩にマグマが貫入し、やがて冷えて花崗岩となった。
この花崗岩を基盤岩とする横根山周辺では、直径数メートルにも及ぶ大きな岩石(花崗岩の一種の花崗閃緑岩)をあちこちで見ることができる。これらは、基盤の岩石が凍結と融解を繰り返し、割れて岩塊となり、長期間の風雨により土砂が洗い流された結果、地表部の岩石が重なりあって谷に残ったものといわれている。
このような巨岩が累々と分布する景観は岩海と呼ばれ、横根山周辺の岩海は最終氷河期(約2万年前)までに形成されたと考えられている。その分布を地図上で見ると、古峯神社-滝ヶ花-落合-内倉-寄栗-下五月-半縄-発光路を結ぶライン内の地域で、横根山を中心として東へ約5km、南北へ約9kmと非常に広大な範囲に及ぶ。
横根山周辺の岩海のなかでも、大小屋沢の日瓢鉱山より標高の高い地域が典型的な様相を示している。大小屋沢は、思川本流水源地(井戸湿原:標高1,275m)の東側斜面に扇状に広がる大きな沢で、横根山東部斜面にあたる。付近は、累々と巨岩が堆積し、目視できる範囲はすべて岩海となっている。この付近の岩石の大きさは径1~3mで、すべて角張った形状であり、なかには高さが15mにも及ぶ堆積崖もある。これらは、転落や移動の跡がない現地性の岩石である。このような岩海域が、掌状に、東西約1,000m、南北約500mに広がって…

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