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石造宝篋印塔(伝平国香供養塔)

せきぞうほうきょういんとう(でんたいらのくにかくようとう)

概要

石造宝篋印塔(伝平国香供養塔)

せきぞうほうきょういんとう(でんたいらのくにかくようとう)

工芸品 / 鎌倉 / 関東 / 茨城県

不明(平貞盛とも)

茨城県

鎌倉時代(推定)/1262年前後か

石造

高さ228.3cm×幅90.8cm×奥行90.8cm

1基

茨城県龍ケ崎市川原代町1058番地1

龍ヶ崎市指定
指定年月日:20151118

恵雲山蓮華院安楽寺 住職 渡辺俊晟

有形文化財(美術工芸品)

龍ケ崎市川原代町にある安楽寺の飛地境内に所在している石造宝篋印塔である。関東様式に分類されるが、初期の宝篋印塔の形式を持つものとして、関東地方でも最古の部類に属するものではないかと考えられる。また、笠の部分に反りが見受けられ、一般的な宝篋印塔と比較しても珍しい特徴を有するものである。所有者である安楽寺は平貞盛が建立したとされ、県指定文化財の鰐口を所有するなど、市内有数の歴史を誇る寺院であるが、この宝篋印塔は、平将門の乱において亡くなった父・国香のために貞盛が建てた供養塔である、という伝承が古くから語り継がれている。

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