城址 しろあと

日本画 

竹内栖鳳 (1864(元治元)年-1942(昭和17)年)
タケウチ・セイホウ
大正13年/1924年
紙本墨画淡彩
80.6×94.2

一見抽象画のようにも見える、墨を主体にした大胆な表現。墨のかすれやにじみを巧みに使い分け、その場に充溢する湿気や雰囲気さえも見事に描き出しています。この作品は、大正13(1924)年に横山大観や川合玉堂らと結成した淡交会の記念すべき第1回展に発表されたもので、同展には栖鳳の代表作の一つで国の重要文化財に指定されている《斑猫》(山種美術館 蔵)も出品されました。水墨にかすかに色を交えた柔らかな画面には、滞欧時に大きな感銘を受けたコローやターナーなどの作品にも通じるような詩趣にあふれています。
 作者の竹内栖鳳は、元治元(1864)年 京都に生まれました。名は恒吉、初号は棲鳳、別号に霞中庵。土田英林・幸野楳嶺の門に学びます。内国絵画共進会、内国勧業博覧会等で受賞を重ねます。同33(1900)年に渡欧し約半年間滞在、ターナーやコローの作品に感銘し、帰国後に号を棲鳳から栖鳳に改めました。初期の日本美術院展や文展でも活躍、大正7(1918)年の国画創作協会結成に際しては、その顧問となりました。昭和12(1937)年 第1回文化勲章を受章。広島県からも、内畠暁園、大村廣陽、金島桂華らがその画塾・竹丈会で学んでいます。

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