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木造馬頭観音菩薩坐像

もくぞうばとうかんのんぼさつざぞう

概要

木造馬頭観音菩薩坐像

もくぞうばとうかんのんぼさつざぞう

木像 / 平安 / 中部 / 長野県

長野県

平安後期12世紀前半

本像は朽損が大きく、頭上の馬の標幟や背面材、真手・脇手の大半を失っており、当初の脇手数や持物は不明である。現状痕跡ではもと三面六臂(真手左の上膊、右の上膊一部のみ残す)、忿怒相、倚坐の馬頭観音像である。広葉樹材による一木割矧造。

像高34.5cm(現状数値)

1軀

長野県飯山市大字瑞穂7117番地2

宗教法人 小菅神社

有形文化財(美術工芸品)

信越国境に近い小菅山麓の小菅神社は、千曲川右岸を急登した標高500メートルの高地にあり、川を挟んでほぼ真西の方角に、関田山脈越しにそびえる独立峰・妙高山を望む景勝地にある。明治時代の神仏分離までは、むしろ新義真言宗に属す小菅山元隆寺として知られており、かつては北信濃の三大修験場として十四世紀後半~十六世紀初めに隆盛した。本像は、当山に現存する最古の馬頭観音像であり、元来、馬頭観音像を草創の本尊としたと伝える小菅山の、「加耶吉利堂」本尊と伝えられる像である。

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キーワード

小菅 / 飯山 / 長野 /

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