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大般若波羅蜜多経 巻第二百九十八 初分難聞功徳品 断簡

だいはんにゃはらみったきょう まきだいにひゃくきゅうじゅうはち しょぶんなんもんくどくほん だんかん

概要

大般若波羅蜜多経 巻第二百九十八 初分難聞功徳品 断簡

だいはんにゃはらみったきょう まきだいにひゃくきゅうじゅうはち しょぶんなんもんくどくほん だんかん

奈良 / 日本

日本

奈良時代/8世紀

紙本墨書

25.4×966.0cm

1

広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701

海の見える杜美術館

 もと全六百巻が奈良薬師寺に伝来していた天平写経の優品である。明確な書写年代は未詳であるが、奈良時代後期に写経所で書写されたものと考えられている。一名『魚養経』とも呼ばれ、奈良時代末期の写経生魚養の筆とする伝承があるが明らかではない。
 量感あふれる雄渾な書風は、天平経の代表とされる。本経は、料紙は麻紙で、軸首は白密陀の撥型の原軸を存していて、昭和十三年九月に重要美術品の認定を受けているが、表紙は後補、巻頭の四行は巻三百、巻末から二紙めは巻二九五が入っている。(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

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