ンタナーラのサキシマスオウノキ群落 んたなーらのさきしますおうのきぐんらく

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植物 / 沖縄 

沖縄県
沖縄県石垣市
指定年月日:20160301
管理団体名:
史跡名勝天然記念物

サキシマスオウノキはアオイ科サキシマスオウノキ属の常緑高木(じょうりょくこうぼく)である。インド洋,太平洋岸の熱帯・亜熱帯地域に広く分布し,日本では奄美大島を北限とし,沖縄島,先島諸島(さきしましょとう)に分布している。果実は外殻(がいかく)につやがあり硬く,内部に空隙(くうげき)の多い構造で水によく浮き,散布様式は潮流散布型(ちょうりゅうさんぷがた)と考えられる。このため,分布は潮汐(ちょうせき)が達する潮間帯(ちょうかんたい)湿地やマングローブ後背林として群落を形成しており,通常は沿岸地に分布する。
対象地域は,石垣島の中央北部に位置する桴海於茂登岳(ふかいおもとだけ)(標高477m)の東麓部(とうろくぶ)から出ているンタナーラ川と呼ばれる河川と, 桴海(ふかい)と宮良(みやら)をつなぐ於茂登(おもと)トンネルの南出口が交わる地域周辺である。サキシマスオウノキ群落は,海岸から9km以上離れ,標高が60~100m の地域に発達している。周辺の尾根筋や斜面のやや乾燥した地域にはケナガエサカキ-スダジイ群集,斜面下部や湿潤な谷部(たにぶ)にはオキナワウラジロガシ群集など山地性の自然林が発達している。サキシマスオウノキは河川沿いの不安定な崩壊地で,常に過湿な環境に群落を形成している。このような海岸から離れた渓流沿いに群落が発達している例は少なく,学術的価値の高いものとして貴重である。

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